申し入れの回答を受けて-バイク通学禁止反対-

私達は去る10月4日、同志社大学の来年度以降のバイク通学禁止措置について反対の申し入れを、約1300の署名を添えて村田晃嗣学長に対して行いました。これはバイク通学禁止措置の見直しを求めるとともに学長に対して以下の4項目の質問を行ったものです。

・質問1「観光施設と学生生活どちらが大事なのですか?」

・質問2「バイク通学禁止によって生ずる通学不能などのデメリットについてどう考えておられますか?大学としてどう責任を取るのですか?」

・質問3「禁止措置を回避するためにどのような努力をしたのですか?」

・質問4「バイクが危険だから乗せないというのは前時代的であり偏見ではありませんか?」

これに対して10/29に私達に学生支援センター名で回答がありました。それと同内容の文章が「学生の皆さんへ」として、『今出川校地へのバイク通学禁止措置について』と題され大学より発表されています。この回答について私達の見解を述べたいと思います。

まず、私達の申し入れに対して回答をしたということそれ自体は、評価をしたいと思います。しかしながら、内容については全くもって回答の体を成していないものであると考えています。

例えば私達が行った4項目の質問については、「各質問項目について個別に回答するのではなく、回答である『今出川校地へのバイク通学禁止措置について』の文章で総合的に回答している。」とのことでした。しかしながら内容を精査してみたところ、質問3についてはある程度回答されてはいますが、その他の質問項目についてはほとんど回答されておりませんでした。端的に言ってしまえば「私達の質問に対して、質問の内容とは関係なく大学の見解を垂れ流しただけ」の状態であり、いわば「会話が成立していない状態」であるとしか言えません。私達はこのようなものを質問に対する回答であるとは認めることは出来ません。今後も大学に対しては本当の意味での回答を求め続けて行く所存です。

また、今回の申し入れから新たな事実が明らかになりました。『今出川校地へのバイク通学禁止措置について』には書かれていませんが、学生支援課長から「キャンパスの整備計画は2008年から存在し大河ドラマ『八重の桜』の影響は受けていない」とのことでした。5年も前からバイク通学禁止になることがわかっていたのに学生に対しては周知をしなかったということになります。すべてが決定してから学生に対して周知し説明会を開いてなんの意味があるのでしょうか。大学は「学生支援課を通じて学生の意見を聞いている」と言いますが、大学から発表されていないキャンパス整備計画に対して学生が意見を述べることは出来ません。そうである以上、大学にとっての学生とは大学当局の決定事項をただ受け入れるだけの存在であり、間違っても学生の意見を大学運営に取り入れるなどありえないということが大学側の態度で示されたと言えます。これについても大学当局を今後も糾弾していく所存です。

なお、今回のバイク通学禁止について『八重の桜』の影響は受けていないのは事実なのかもしれませんが、私達が当初『八重の桜』という番組名を出したのは単なる具体例であり、キャンパスの整備計画が学生生活ではなく観光や知名度優先であるという事実については変わりはないと考えます。事実、真銅学生支援センター長(当時)は1月の説明会において「美観のため…今出川キャンパスの一つの売りにしようと思っているキャンパス内の文化財を通る為のパーパスロードを作る、そこには自転車を置かせない」と述べております。キャンパス内に美観のため、観光の為の「売り」を作り、学生のためのスペースを削減することが学生軽視でなくてなんだというのでしょうか。

バイクによる事故が8件起きているということは憂慮すべき事実ではありますが、バイクという道具のメリットと事故というリスクを天秤にかけて各人がバイクに乗るか否かを判断すべきであり、乗る以上各個人が安全運転に努めるという姿勢であるべきです。社会全体で年に何万件も交通事故が発生していますが車やバイクを社会から消し去ろうという結論には当然なりません。それは事故というリスクを考慮して比較衡量した結果クルマやバイクが社会において有用なツールとして認められているからにほかなりません。バイクについては警察官や郵便配達などで使用されるなど社会的なインフラの一部として使用されています。大学が殊更に事故のリスクにばかり着目し、一律にバイク通学を禁止するというのは中高生相手ならばともかく大学生という自立した個人に対してとるべき対処であるとは思えません。そもそもバイクが危ないから禁止するのであれば今出川校地だけではなく京田辺校地への通学も同様に禁止せねば筋が通りません。このことから見ても「バイクの事故が起きているから禁止」というのは後付の理由でしかありません。

今出川京田辺間のシャトルバスは一日にバス7便が往復しています。1台のバスに乗れる人数は約50人である以上恩恵をうけることができるのは350人でしかありません。学生の足を奪っておいて、代替手段の恩恵を受けることができるのは29000人の学生のうちたった350人とは、「大学は代替手段を講じました」という言い訳でしかありません。

大学側のこれらの回答はただ大学の従前の公式回答を繰り返したものでしかなく、1300人の署名の重みを全く無視した誠意の欠ける回答であると私達は考えます。今回の回答に満足することなく、私達は反対運動を継続します。学生の皆さんの参加を呼びかけたいと思います。

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